キャリアコンサルタント×ITを考える

今話題の働き方改革。

私は働き方改革の鍵を握るのは間違いなくITテクノロジーだと思っています。

そして、IT化の余波はあらゆる職種が受ける…というか取り組んでいかなければならない課題だと思います。

そこで、今勉強中のキャリアコンサルタントという仕事の中でITをどのように活用できるかを考えてみました。

そんなことより試験勉強しろよって話しですが。。。

IT化は不可避

話は逸れますが、何かと話題の落合陽一氏。

同氏は著書『日本再興戦略』の中で、現在日本で大きな社会問題になっている人口減少と少子高齢化はチャンスだと言っています。

その理由の一つは、人口が減少している社会ではITによる仕事の効率化は反発が起きにくいからです。

人口が増加している社会では、ITにより仕事を効率化することで仕事を失う人が増え反発が起き得えます。(産業革命のときの機械破壊のように…)

しかし、今の日本のように人口が減少している社会では働き手が足りず、むしろ効率化することが正義となります。

そして、日本がIT化で人口減少、少子高齢化問題を解決することで、今後同じ問題を抱える国々に対してIT化のノウハウが大きな輸出産業になるというのです。

なんとなく少子高齢化というと、社労士という職業柄か働き手不足や年金制度の問題など絶望的なイメージばかりでしたが、このロジックは私の中で腑に落ちとても気に入っています。

まさにピンチはチャンスというやつですね。おすすめの1冊です。

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

本題に戻りますが、ではキャリアコンサルタントの仕事でITをどのように活かせるのか思いついたことを記します。

※先に断っておくとこれから書くことは私の妄想であり、実現は難しいかなと思っています…。

労働者の適正検査をビッグデータに

まず、自己分析などで使う適性検査の類のもの。

これらは紙ベースで行うのは廃止して、全てIT化できると良いですね。

そして、求職者に留まらず在職者すべてに統一規格の適性検査を受けさせ、結果をビッグデータとして蓄積できるとさらに良いと思います。

そうすることで、ハローワークで仕事を探す際に

「この会社は適正検査で○○タイプの在職者が多い~」
「この会社の○○タイプの在職者の平均在職年数は○年」
「この会社の○○タイプの離職率は○%」

といったことがわかるようになれば、雇用のミスマッチの軽減に役立つような気がします。

ジョブカードはブロックチェーンで管理

ジョブカードとは簡単に言うと履歴書と職務経歴書を合体させたような書類で、自己分析の際に使うツールの1つです。

日本では数年前から国が流行らせようとしている雰囲気は感じられますが、まったく流行ってないですね。

認知度もかなり低いです。

現状では、基本的に求職者が利用することが多いツールなので、終身雇用制度の元ずっと一つの会社で働く人にとってはまったく関係のないしろものです。

しかし、これからはどうでしょう。

終身雇用制度が完全に崩壊し(既に崩壊気味ですが)、解雇規制も緩和され、諸外国のように雇用流動性が高い社会になれば、自分のキャリアを見直す機会も増えるはずです。

そうなったときにジョブカードが使われるかは謎ですが、少なくとも面接の際に履歴書は使いますよね。

で、この履歴書やジョブカードってブロックチェーンとすごく相性がいいと思うんですよね。

学歴や職歴、資格などの経歴をマルチシグで本人と各機関が相互に認証することにより、データが書き換えられる仕組み。

それがあれば、経歴の詐称は労せず防げると思います。

卒業証書や資格の証明書を会社に提出~なんてこともなくなりますよね。

そもそも、証明書類自体発行する必要がなくなり、単にその人のブロックチェーン履歴書に記録でよくなるのではないかなと。

求職者としてもブロックチェーン上で管理することで転職の都度一から作る・・なんてこともなくなりますし、履歴書は絶対手書きで!といった謎の文化もなくなるような気がします。

だって手書きの履歴書よりブロックチェーン履歴書の方が信頼できますし。

履歴書を公開する仕組みができれば使い方次第で企業側からのスカウティングにも発展できると思います。

もし、短いスパンで転職するのが当たり前になれば、中々有用なシステムじゃないかと思います。

キャリアコンサルタントのAI活用

キャリアコンサルタントの仕事の一つに求職者の面接指導があります。

特に学生指導など、人数が多いと面接の練習もかなりの時間と労力を使うと思います。

以前このブログでも取り上げたAI面接

既にこれが普及すれば面接指導はわざわざ人がやらなくてもOKな気がしますね。

そして、キャリアコンサルタントのメイン業務のキャリアカウンセリング。

これも論法的にはAIで代替できると思うんですよね。

ただ、面接や商品の案内などとは違って、キャリアカウンセリングはわりと感情的な側面も強い相談業務なので人情的にAIに相談するってことにはならないんじゃないかと思います。

AIは相談者を分析してキャリアカウンセリングで用いる論法に当てはめるといったことは得意だと思うので、AIに相談するというよりはキャリアコンサルタントが相談を受けるときのお供としてなら有用なのかなという気がしました。

いずれの案も中々実現は難しいと思いますが、5年後、10年度どう業界が進化しているかが楽しみです。